お返事(その2)

○○様

おはようございます。川村です。

私の長いコメントを読んでいただきありがとうございます。
お子様を育てる上で色々悩むことも皆さんお持ちでしょうから
私でよければいつでもお話を聞かせていただきます。

なかなか大人の言う意味は子どもたちには伝わらないですが、
そういうものなのかもしれませんね。

あまり力をいれずにリラックスして対応されたら良いと思います。
「ストレスの原因が実は自分だった」なんてこともありえますね。

子育ての素晴らしい成功談もありますが、失敗談も数多くあります。
現状を認め、お子様の自己肯定感、存在価値、自尊心が増すような対応、
をされてはいかがでしょうか。お子様の話を聴いて、認める、承認する
できないことを追及せずに、できたところを誉める。中々難しいですが
お子様にとって家庭が居心地の良い場所であることがまず大切だと思います。

「なんで勉強するのか?」
本もいくつか読みましたが、ネットでも色々な方が自分の考えや経験を通して
勉強について感じたことを書き込まれています。
次回の授業では、休憩時間にそういった書き込みを題材にしながら
「勉強とは?」についてお子様と少しお話をしてみたいと思います。

「何かのため(自分のため、社会のため、家族のため、資格のため、試験のため、収入のため…)
に勉強が必要だからいやいやでも勉強をする。」
も確かにそうで、その結果得るものも多いですが、
「勉強そのものが楽しいから勉強する」といった状態が最強だと思います。
この点はお母様のご意見と私の意見が一致していますね。

枝葉の部分というか、勉強の細かな内容を教えるよりも
興味のスイッチを入れてさえあげれば、あとは自分から進んで勉強もするようになるので、
私もそこを狙いたいと思っています。
そんな塾があれば素晴らしいですね。

実は、「究極に優れた塾は勉強を教えない塾」なんです。

興味を持たせる、モティベーションの管理をするところが主で、後は生徒さんが自分で勉強し
どうしても分からないところの質問にたまに答えてあげればよいのです。

それが難しい場合は、自分も勉強すれば点数が上がるじゃん!という自信を持たせ
勉強を楽しくさせることでしょうか?
小さな目標と小さな達成感の繰り返しにより成績が上がる。
そのうちどこかの部分に興味がわくこともあるでしょう。

すべての教科を極める必要は無いと思います。そんなスーパーマンはほとんどいないでしょう。
社会に出てもそうですがこれだけは人に負けない何かを持つことが大切です。
勿論それは勉強以外でもかまいません。
お子様もはやくそういったものを見つけられるように大人はうまく手を貸してあげたいですね。


私のメールはくじけそうなときの励みにしていただくとおっしゃってくださるのはうれしいですが、
果たして効き目があるのかわかりませんし、くじけるときは思い切ってくじけてしまってももいいのではないですか(笑)