地域防災

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昨日は校区防災組織が行いました訓練に参加しました。

■ビデオ鑑賞 
(【内容】お父さんが「近隣の付き合いが面倒だから」と防災訓練の案内の回覧板をほったらかしにして、そのままリビングで昼寝入ったら、大地震がやってきて、テレビが宙を舞い、大きな家具類がばたばたと倒れ、家具の下敷きになった自分は夕方に近所の人になんとか助けられたけれど、娘と妻が死んでしまう。…しかしそれは夢でした。お父さんは早速地域の防災訓練に家族と参加し、家具の固定から始めました。というストーリです。)

自助、共助 普段から災害を想定した対応、対策が必要であること。近隣の方、校区の方と親しくしておく。災害時にお互いを思いやれる関係が大事。 

「災害が起きてから、仲良しになれますか?」

大規模災害では3日間は公的な救助は期待できないとすれば、近隣のかたがたでお互いに助け合うしかないですね。


■応急処置 
出血したところを抑えて心臓より高い位置に。骨折には雑誌や新聞を添え木代わりに、固定すれば痛みが柔らぐ。三角巾がたくさんあれば、腕を首から釣る。さらに腕を胴体に固定するなどするとより完璧。

住所不明の場所を救急車に伝えるには、学校やコンビなどの指標はもちろん、電柱の番号や自動販売機(コカコーラ社)にも番号を伝える(消防に登録されていますのですぐ来てくれます)

のどに物が詰まったら、頭を下にして背中をたたく。


■心臓マッサージ(胸骨圧迫)
細かいことを忘れたら、とにかく心臓マッサージをすること。人工呼吸は不要。AEDをとりに患者をほったらかしにしない。
とにかく血液の滞留を無くし循環させる。


■AED
心臓が止まりつつある、あるいは止まったばかりの人に有効。時間がたった人は生き返らない。
最近は懇切丁寧に自動アナウンスされるので、誰でも操作できるので安心です。


脳卒中の確認
①笑うと表情が左右対称にならない。
②両腕を上げても、片腕が下がってしまう。
③ことばのろれつがまわらない。

脳卒中の可能性大です。すぐお医者さんに相談するか救急車を。

小学校時代、元気だった親友のお父さんが、左手の指が思うように動かなくなった次の日になくなりました。気の毒で、悲しい思い出です。脳の病気には気をつけないといけません。


■消火器
防災センターやホームセンターで購入。
いったん噴射したら最後まで(15秒程度)はとめられない。
短い時間で消化剤が噴出しなくなるので、数本ある場合は集めてくる。
自分より大きな火、天井に達する火は消せない。すぐ非難を。
逃げる際にドアは閉めて逃げる(酸素を入れない、炎をださない、燃え広がるまでの時間をかせぎをする)
てんぷら油火災は水では消えない。飛び散り危険。

消火器操作のキーワードは  「ピノキオ」

・「ピ」 ピン を抜く
・「ノ」 ノズル を向ける
・「キ」 距離 を4m程度とる
・「オ」 押す レバーを

■搬送
患者の両脇から自分の手を入れて引きずるが、患者の方腕を折り曲げ、その腕を自分の両手で握ると安定する。
毛布に置けば、フローリングなら女性でも引っ張っていける。


室内物干し竿2本と毛布があれば、簡単に担架が作れます。

①毛布を広げる
②左から1/3のところに棒を置く
③毛布の左側を棒を包むように折り曲げる
④折り曲げた毛布の端から15~20cm程度の位置にもうひとつの棒を置く。
⑤毛布の右側を2本目の棒を多いかぶせるように折り曲げて完成


毛布が無ければ、トレーナーやズボンをいくつか竿に通して担架にしもよい。


■煙の非難
煙体験ハウス(煙の充満したテント小屋)

体験で発見したこと:

①煙が充満すると前が見えなくなる。
②思ったより出口までの距離が長く感じられる。
③煙は上に集まるので、低い姿勢で地面をはえば、なんとか視界が確保でき、煙も吸わずに進むことが出来る。

火災では不完全燃焼した一酸化炭素が煙に多く含まれます。一酸化炭素は酸素より赤血球にくっつくきやすいため、赤血球が酸素を体に運べなくなります。すると意識がもうろうとして倒れます。火災現場では炎で焼け死ぬ心配をする前に、いかに煙を吸わないようにするかが重要です。

また、煙の中にはいろいろなものが燃えて出てきた化学物質が含まれていますから、そういうガスも肺胞の壁をよごしたり、あるいは溶かしてしまう可能性もあります。
ハンカチ、出来れば湿らせて、ハンカチが無くても、自分の衣服のすそ、あるいはトレーナーをまくりあげる等で口を覆うことは、自分を助けます。


消防の皆様、参加された校区の皆様、寒い中の2時間の訓練お疲れ様でした。