娘の試験問題を見たところ、使い捨てカイロの実験が問題に出ていました。
高温加熱による鉄の酸化の化学反応式は
2Fe + O2 → 2FeO(黒色)+ 熱
と中学では習います。
(実は鉄の高温酸化反応でできる生成物は、酸化第二鉄Fe2O3、四酸化三鉄Fe3O4が主のようです。
(四酸化三鉄Fe3O4の鉄原子の酸化数は1個が2で2個が3で、混在します))
一方、ホッカイロの反応は
4Fe + 3O2 + 6H2O→ 4Fe(OH)3 (赤褐色)+ 熱
だそうです。
問題はカイロの使用後の色を問う問題でしたが、黒ではなく赤褐色が正解でした。
ワークの問題集には掲載されていたものの引っかかりそうな問題ですね。
日常でカイロはなぜ暖かくなるんだろう?と疑問を持ち、捨てるカイロを破ったりしているお子さんがいると経験として持つことができますね。
でも中身を散らかしたりすると、おかさんに「その辺を汚してから!、そんなことをするんじゃありません」
とおこられそうですが、子どもは子どもなりに何かを考えて行動しているのですから、大目に見てあげてください。おかあさん。(笑) それでまた経験値が上がるのです。
「カイロを破ると粉がとびちるんだね」「今度何かを破って中身を調べるときは下にシートを引いてお外でやろうね」とお子さんにやさしく話しかけてください。