昨日の指導内容は以下の内容です。
※部分は請求書件指導内容履歴に私がすでに書いたことをコピーしています。
これは勿論、指導料金を頂く以上保護者様に対する実施報告をする意味もありますが、
生徒さんに何を習ったかの復習、思い出しに使ってほしいと思って書いています。
※太陽の南中高度、日照時間、ほか
大切なことは、問題の答えを暗記するのではなく、地球が太陽に対してどう動いているかを理解し、そこから問われている内容に対する答えを自分出をみつけ出すことです。今回のキーワードは「自転」と「公転」。
なぜ昼と夜があるのか?
なぜ夏は暑いのか?
なぜ夏は日が長いのか?
太陽が昇ったり沈んだりする位置(水平線や地平線に対して)に違いはあるか?そうなる理由は?
お昼の12:00に太陽を見上げたとき、太陽の高さに違いはあるか?
さそり座はなぜ冬には見えないのか?
その他のキーワード: 地軸の傾き、北緯、経度、夏至、春分、南中高度 ※終わり
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中学受験では、事実、原理がわかればおのずと答えを導くことができる問題に対して、
断片的に問題と答えをペアで教え込むので、勉強する児童の負担が大きいばかりで
本当の勉強とは離れていると私は思っています。そういった勉強?をしていると
設問を少し変えられるとまったく答えられなくなります。(個人的見解です)
「こういった質問にはこう答えるればよい」というのは好ましくありません。
設問があって、答えがあるのですが、なぜこたえをそう書いたかが重要であります。
植物のこの部分の名前はなんと言うか? ⇒ この質問は記憶を問う問題でですから覚えるしかありません。
東京での春分の南中高度は何度か? ⇒ 55°
実は(90°- 北緯) で答えになるのですが、これは公式(あるいは数値)の記憶の問題ではありません。
しかし児童は理由を知らないまま答えを記憶します。
この問題は本来中学生で学習する内容です。
しかし中学受験をする場合、小学生でも勉強しなければなりません。
この場合「理解」というより「暗記」になりがちです。
この設問に対して答えるためには、何を知らないといけないか?
それは
地球の動きがどうなっているか?太陽との位置関係はどうなっているか?
ということをまず知ることです。
はじめてこの分野の勉強する人に対して私が教えることはただひとつで同じです。
相手が小学生でも中学生であっても、高校生であっても、社会人であっても
私は同じ説明をします。
昨日はこの説明をお子様に対して行いましたから、
問題の答えは当然のこととして、なぜそれが正解なのか?をたずねる質問を宿題にしています。
ご自宅でもフォローしてあげてください。ご両親に説明することができれば本物でしょう。
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濃度の問題
基本的な思想は比例計算ができるかどうかを聞く問題ですが、
塩などが溶けてできる水溶液の濃度(濃さ)に関する問題は
私立中学受験ではよく出題される問題です。
これは数学的な力を問うのですが、
濃度は、食塩(溶質)、水(溶質)、水溶液(溶液)の3つの量
(厳密には2つ)の量の関数ですから、常に3つの量がどう変化したか
に注目、特に含まれる塩の量に注目して、式を作らなければなりません。
そういう意味で、濃度の問題を宿題として出しています。
量は少ないですがローレベル問題からハイレベル問題まで作りました。
ハイレベル問題は難しいです。
数学的な考え方(答えを求めるには、何の情報が必要でどう処理
(組み合わせたり、計算したり)する必要が
あるのかを、この問題群を通して理解してもらいます。
わかるまで何度も徹底的に繰り返すつもりですが、
一度数学の問題を解くことの本質をわかってしまえば
濃度が密度や圧力、速度等に代わっても、
同じように解くことができるようになります。
それは小学生でも難しいことではありません。
これはすごく当たり前の原理からできているからです。