「福岡県の数学」は3年目の発行となりましたが、いつも手書きの丁寧で気持ちのこもった文字には感動すらいたします。
解説の内容も「最も詳しい解説書」とうたわれていらっしゃるだけに（確かに私もそう思います）基礎レベルから難しい問題までひとつずつきちんとした解説がついています。また１通りの解法だけでなく、いくつかの別解も紹介され、自学でも十分に内容を理解し、力を付けることができる解説書だと思います。
2012年度用は単年度の内容掲載なので、500円とお値段も手ごろでお買い求めやすくなっています。さらに過去にさかのぼって勉強されたい方は2011年度用（2006～2010年度問題・解説掲載）（2500円）をお求めになられたらよろしいかと思います。
「生徒の皆さんのために自分が何ができるか？」と考えたときに、いろいろなアイディアや構想は思い浮かびますが、なかなか実践までは持っていかれる方は少ないのではないかと思います（私自身も含めて）。そういったなかで継続的に自費出版で解説書を書き続けていらっしゃるLARGOさんはすばらしいと思います。
