中高生の居場所作りフォーラム

本日午後から、福岡市役所15F講堂で開催された「中高生の居場所作りフォーラム~生きづらさを抱えた子ども達のために~」に参加してきました。

講演とパネルディスかションのコーディネーターには、西野博之氏が招かれていました。
不登校児童や高校を中退した若者なのどの居場所作りにボランティアで26年間かかわられてこられたかたです。

講演を聞いていて私が思ったこと。

・学校に行くことは絶対か?学校に行かないとその子やその親が責められる社会ってどう?
・学校以外でその子が成長できる環境があってよい。勉強の学習だけが重要ではない。
・頑張って、いい子で育って、いい大学に入って、いい会社に入ってそして引きこもりになるケースは実は多い。本当の生きる力をつけるためには、子どもの成長過程で何が必要なのか?
・日本は豊かになりすぎて、生活の中で子どもが必要とされるシーンがなくなって、必要な存在であり認められること、感謝されることが無くなり、勉強しろとしか言われなくなってしまった。昔の日本のような、東南アジアの途上国の人々の生活をTVで見ることがありますが、生活は大変でもみなさん幸せそうな印象。
・昔にくらべると、若者が行きにくい社会になり、さらにその傾向は進むと思われるが、私たち大人は何をなすべきなのか?
・道をはずれた(一般的な社会から見ると)子どもたちの居場所を私財を投じて、あるいはいろいろな助成金や寄付を募りながら、運営している熱意あるパネラーの方には頭が下がります。こころから子ども達と通じ合える貴重な人材を増やしていかないと、これからどんどん増えるであろう生きづらさを抱えた子ども、あるいは若い大人たちが頼れる場所がなくなっていくのでは?と危機感をもちました。
・行政が直接動けないところは、民間のよさ(ある程度の自由度)を活用するとか、資金的な援助をするとか、これからの社会若者が生きやすくする取り組みが必要と感じました。