葉の葉脈の分離

今日は一番下の息子と少年科学文化会館に行ってきました。
割と最近も行ったのですが、何度行っても結構な時間楽しめます。
子どもは、センサーに引っかからないで通る迷路が一番好きだそうです。(私は面倒なので通りませんが)
 
香椎3中の前の校長先生でいらした下岸校長先生が退職後、少年科学文化会館で働かれていることは存じていましたので、実験室を覗くこともしばしばありました。きょう驚いたことにトイレで偶然にも出くわして、お話させていただきました。普段は理科実験室で小学生の子どもたちに顕微鏡の指導などをされているとのことでしたが、いまは夏のイベントで葉の葉脈の実験をされてあり、その作品を2つ頂いてきました。
 
葉脈の道管と師管がこれほどきれいに分離できるとは驚きです。
写真の葉の薄いほうが師管、濃いほうが道管です。
イメージ 1
 
 
師管の拡大写真
イメージ 2
質量比で NaOH:H2O = 1:10 の水酸化ナトリウム水溶液で40分煮ると
きれいにはがすことができます。KOHのほうがもっとアルカリが強くてよいそうですが、扱いが危ないので
使われていないそうです。
 
「葉にも静脈と動脈があるんだよ」という例えは子どもたちにはわかりやすいのかなあと思いました。
 
維管束は束というくらいですから私的には強固に貼り付いているイメージでしたが、確かに機能が違うわけで分離するのももっともといえばもっともですね。