「自分ダケ」というキノコ

心の健康と題した、住職さんの講演会に昨日参加してきました。

近年、ある種のキノコが世界中で増えてきているということ。
はじめまじめに聞いていたのですが、落ちとしては
「自分ダケ」という名前のキノコだそうです。
”自分だけ”よければ、という気持ちが蔓延してきた世の中を風刺したものでした。

「あれも自分のもの、これも自分のもの、何でも自分のものにしたいが、決して他人にはあげない」
自分ダケがよければ良いという世の中ではなく、ものにせよ行動にせよ、誰かに喜んで与える「喜捨」(きしゃ)ことが大切だとおっしゃっていました。

また、いったん多くを手にしてしまうとそれを失わないように守る努力も大変です。
おそらく精神的には疲れると思います。

「自分ダケがよければよい」ということではなく、もっと大きな目で世の中をみて捉え行動することが大切だともいます。

すみやすい社会にする、あるいは、次世代の日本を担う子どもたちを育てるという意味でも余力の部分で、PTA活動やや地域ボランティアに参加する方が増えればよいなあと思います。

PTA会長をさせていただき、学校や校区で活動させていただくことになり徐々にそういう思いが強くなってきました。

サラリーマンから自営業に転職したことも考え方に違いを生みました。
「金は天下の回りもの」ということばは自営をはじめて意味がわかった気がします。

サラリーマン時代はお金を使うことに抵抗を感じました。しかし大なり小なりそれぞれの会社なり企業が
努力し、売り上げがあって初めて会社が成り立つのですから、経営者側に立つと自分にお金が入るためには、自分もお金を使わなければならない。使う機会があれば、どんどん使おうという気持ちになります。
逆に私にもそうやってお金が流れてくることになる。

もちろんがんばっていらっしゃる事業主さんに儲かってほしいなあとおもいます。
校外に行けば安価なディスカウントショップも立ち並んではいますが、
校区の中の顔の見える、お互いの気持ちがつながるお店やさんとお付き合いできればなあと思います。
小学校やPTAもお世話になっている商店会の皆様もいらっしゃいます。
そういったお店やさんには喜んでお金を使いたくなりますね。有効なお金はしかるべき時にしかるべきお店で使おうということでしょうか。

どんどんと働いて、どんどん使うことがいいですね。川村理系塾はたった一人の個人事業ですから規模はたいしたことはありませんが、気持ち的にはそういう気持ちでいます。

もちろん、お客様に喜んでお支払いいただく(「喜捨」していただく)ためには、日々努力をし続けなければなりません。
弊塾もおかげさまで開業丸4年を過ぎて5年目に突入いたしました。最近はお知り合いや以前塾をご利用いただいていたお客様から新規の生徒様をご紹介をいただくことも増えて大変にありがたく思っています。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。