高校、大学選びはさほど重要ではない?

長かった夏休みも終わり、二学期が始まります。


「早く学校が始まってほしい!」と思われていた
保護者の皆様は、ほっとされているのではないでしょうか(笑)

冗談はさておき、大きな事件や事故もなく、また学校に子どもたち、生徒さんたちの元気な声が戻ってくることは喜ばしい限りです。


さて、高校受験生の皆さんにとっては、いよいよ本格的受験モードに突入したといってよいのではないでしょうか?
夏休みの三者面談も終え、ほとんどの方が志望校もおぼろげながらイメージされていらっしゃると思います。


中体連、中分連が終わってから、目標を受験に切り替えて、夏休み中に一生懸命勉強した成果を、是非夏休み明けの課題テストや模擬試験、校内実力テストといったところで発揮してほしいと思います。
努力は報われなければなりません。


進学先を決めるのに悩んでいる生徒さんも多くいらっしゃると思いますが、突然ながら、私は”進学する高校選びはたいした問題ではない”と思っています。


塾長らしからぬ発言と思われた方もいらっしゃるかと思います。


私が言いたいのは、将来社会に出て大切なのは”自分が売り物になるか?”(自分に価値があるかどうか?)ということです。 人生は自分で勝負するものです。どの高校を卒業したか?どの大学を卒業したかは関係ありません。


勤める場合は、その組織にとって必要な人間でなければ切り捨てられるか隅に追いやられます。

自営業をするのであればもっといろいろな能力やスキルを身につけていないとやっていけません。サラリーマンや公務員のように決まったお給料が保証されてはいません。事業に失敗したら借金をかかえつぶれてしまいます。


非常に簡単明快な論理です。


他人にはまねできないなにか、他人より圧倒的に優っているなにか、そういった自分の強みを仕事で生かして生きてゆけば良いでしょう。もちろん社会人として基本的なマナーやコミュニケーション力は必要です。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉がありますが、好きなことには力を注げるし、また知識や技能を積極的に吸収できたりします。

しかし、生徒さんに「好きなことを仕事にしなさい」といっても、何が好きかわからない方も多いと思います。世界にはどんな仕事があるのか? さらには世の中にはどんな生き方をしている人がいるのか?情報も少ないですね。生徒さんも自分からいろいろ調べてみるのも面白いと思います。情報も増えます。


好きなこと、あるいは意味を見出しやりたいこと、が見つかれば、そのときからそのための勉強を猛烈に始めればよいですし、長い人生何年かの遅れや後戻りは、たいした問題ではないでしょう。


むしろその方が大きな幸せや成功を収めることができると思います。(幸せや成功は個人の尺度によりますが)


「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分」と高橋歩さん(自由人)はおっしゃっていますが、まさに逃げてしまっては夢には到達できないですね。夢に向かう人生は生き生きするものです。是非夢に向かってほしいと思います。


与えられた仕事をこなすより、仕事の内容や、やり方を違った形で提案したり、さらには新たな仕事分野を作ったりするほうが楽しいし、やりがいもある。人が見ててもかっこいい。
さらに自分で会社を立てて、雇用を創出するにいたれば大した社会貢献ということになります。


生徒さんには将来、社会で通用する人間、さらには社会を動かす人間、社会を作る人間になってほしいと思います。