人権学習

先日授業参観後、山口恵美子先生のご講演を拝聴いたしました。
先生は、2000年の春に西鉄高速バス乗っ取り・殺傷事件で不登校だった犯人の少年(当時17歳)によって重傷を負わされました。自らのお子様が不登校だったこともあって、そのときの少年の気持ちを感じ、親としての子どもへの接し方をその体験から悟られたかたです。この事件をむしろポジティブにとらえられ、「この事件によって私のスイッチが入った」とおっしゃっていました。現在は不登校の子ども達の居場所つくりや子育ての講演などでボランティア活動に積極的に活動されていらっしゃいます。

ご講演の後で、少年法の厳罰化で事件を抑えるよりも、事件を起すような人を育てない暖かい社会にしない限り犯罪はなくならないと、校長先生、福岡市人権推進委員の小門先生、と話されていましたが、全くそうであるなと感じました。